【ハンドボール部】辺境チームはベスト8の夢を見るか?
こんにちは、久慈高校ハンドボール部です。
今回の投稿では、久慈高校の対外活動の事情をお伝えします。
ハンドボールはまだまだメジャーなスポーツとは言い難く、月末に控える県新人大会でも、男子の出場はわずか18チーム。県内で久慈高校と最も近隣のチームは盛岡中央高校さんなのですが……。
車で約2時間!基本的に借り上げバスで移動しますので、その費用も決して安くはありません。練習試合も一苦労です。久慈高校の校歌に「みちのくの/いや果ての果て」という一節がありますが、まさにその通りなのです。
高校のみならず、スポ少や中学校も滝沢~北上エリアに集中しています。全員が初心者の久慈高校は、「いや果ての果て」から内陸の経験者チームに挑まなくてはなりません。1勝すれば県ベスト8、されどその1勝が遠い……。
そのような状況で、最も近隣で、ともに切磋琢磨し合う県外チームがあります。それが青森県八戸市にある、八戸高専さんです。
昨年から互いに行き来して練習試合や合同練習をする関係が続いています。お互いに初心者チーム、実力も伯仲しています。青森県内のハンドボールチームも青森市・野辺地町・十和田市に点在していますので、中心地から離れた県境チーム、という環境も似ています。
ちなみに、高専は5年制ですので大会参加の形態がやや特殊です。1年生〜3年生は高校生の大会に出場できますが、それ以上の学年は下級生とともに全国の高専が集う高専大会を目指すこととなります。今年は、岩手県の一関高専さんがブロック大会を勝ち抜き見事全国大会出場を果たしました。
以前の投稿↓でもご紹介した、久慈高校のトレーニングを指導していただいている山内さんから聞いた話なのですが、ハンドボールはジャイアントキリング(大物喰い・番狂わせ)が特に起こりにくいスポーツなのだそうです。1ゴール1点のため一発逆転が存在せず、攻撃回数の多さに実力が劣るチームは呑まれがち……といったことが理由です。
後ろ向きな話題が多くなってしまいましたが、選手たちには前を向いて日々の生活を送ってほしいと思います。
久慈高校は進学校ですが市内に大学や短大は存在しませんので、必然的に市外へ進学することとなります。それは受験に際して市外のみならず、全県の、そして全国のライバルたちと競わなくてはならないということ。
「いや果ての果て」の地には、穏やかで優しい時間が流れています。しかし、自己実現のためにはそこに安住してはいられません。
確実な勝利が待っている、とは言い切ることはできません。それでもなお、「大物喰い」に果敢に挑戦してほしいと思っています。
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