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R04 久慈高1学年 探究活動紹介【NO.8】久慈市を住みやすい町にするために

活動紹介

久慈高校1学年 探究第8班【久慈の護り人】
○活動内容
 私たち8班では、久慈市の津波対策について探究しています。そして、2度と東日本大震災のような惨劇を繰り返さないため、減災、防災の取り組みを探究し、提案していくのが目標です。
 夏休みのフィールドワークで久慈市役所消防防災課を訪ねた際、新津波想定範囲という図を頂きました。その内容は、場所によっては、今までの避難経路などが覆される可能性のあるものでした。私たちはこの新津波想定範囲を周知させ、これを生かした減災への取り組みなどを今後の活動を考えていきます。

冬休みの探究活動『久慈市を住みやすい町にするために』

 私たち8班は、久慈市の津波対策について探究しています。 そこで、令和4年3月に発表された新津波想定範囲の認知度のアンケートを冬休み中に取りました。
 その結果、上記のグラフのようになりました。この結果から私たちは防災意識の低下や防災への意識が足りていないと考えました。
 そのため、私たちは今後、アンケートで知らないと答えた方や説明出来ないと答えた方が説明できると答えられるような取り組み考え、新津波想定範囲を周知させていきたいと思います。

第8班探究活動のまとめ

 私達探究8班は、この一年、「久慈市を住みやすい街にするために」という研究テーマの基、その中でも私達は久慈市の防災についてに重点を置き、探究活動を続けてきました。前半の活動では、久慈市は他地域と比べて防波堤が低い、若者の防災についての意識が薄れている、という2つの課題を設定し、それ課題を基に、久慈市の場合、他地域よりも防波堤が低く津波が超えてくる恐れがあり、防波堤と防潮林の二段構えにすることで被害が抑えられるのではないか、という仮説を立て、その調査のために久慈市役所消防防災課へフィールドワークに行きました。その結果、久慈市の防波堤は岩手県の補助によって今の高さになっていることや、防潮林を建てる土地がなかったことがわかり、また、現在、波の勢いを防潮堤が到達する前に抑えることができるように、湾岸防波堤が建設中であり、1つ目の課題に関しては現在対策が進んでいることがわかりました。更に昨年、新津波想定範囲が改定された事が新たにわかりました。それは今までの対策が覆される可能性があるものでした。これが知れ渡ることで、防災を意識するようになり、市民が安心して暮らせる街になり、それが住みやすい街につながると考えました。
 そこで、後半の活動では、課題の2つ目である、若者の防災についての意識について焦点を当て活動しました。まず、どれだけの若者がこの新津波想定範囲を知っているかを調べるため、久慈高校の一年生を対象にアンケートを行い、その結果大半が知らないという結果になりました。課題を解決するためには、この現状を変える必要があると考え、私達は、この探究活動の発表の機会を通じて、新津波想定範囲を知るきっかけにしてほしいと考えます。そして、これをきっかけに、一度家族で防災について今一度話し合うことを提案します。昨年、防災対策について大きく考え直す必要がある可能性があるものが発表されたので、常に最悪の場合を想定し、非常時に適切な行動が取れるように、防災を意識して過ごしてほしいと思います。

1学年のまとめ

1学年のまとめを動画にしました。ぜひご覧ください。

調査場所:久慈市役所 消防防災課消防防災課公式サイト https://www.city.kuji.iwate.jp/search_department/shobobosai/index.html 私たちの探究活動に協力してくださった方々、ありがとうございました!