昨日で25日間に渡る夏季休業が終わりましたが、無事に過ごせたでしょうか。久慈管内では台風５号による記録的な大雨に見舞われ、県内初となる緊急安全確保も発令されました。皆さんの中にも、避難所に行った人もいるかもしれません。家庭や通学路で被害があった場合は、担任の先生等に報告してください。久慈高校は校舎に被害はありませんでしたが、校地内が一部冠水しました。今後も災害には気をつけましょう。
　さて、夏季休業中には久慈高生のたくさんの活躍があった、昨年度に引き続きインターハイ出場の大道さんは、女子走り幅跳びで５位に入賞し、県内陸上競技選手団の中で最高成績を収めました。今後の人生においても自信になると思います。国民スポーツ大会でも頑張ってもらいたいと思います。また、吹奏楽部が県大会で金賞を受賞し、来月開催される東北大会に出場することが決まりました。おそらく本校の歴史では初ではないかと思われます。新しい歴史を切り開いた自信を胸に頑張ってほしいです。マンドリン部は岐阜県で開催された全国総文に出演しました。現地で演奏を聞きましたが、非常に完成度が高く全国で高い評価を受けたのではないかと思われます。音楽部は部員が少ない中定期演奏会を立派にやり遂げ、今月初めには日本フィルハーモニー交響楽団と沿岸部４校との合奏コンサートにも出演しました。
　部活以外でも、中学生対象の学校説明会で代替わりした生徒会執行部がしっかり説明をしていました。説明会で使用した動画の中に、これまでの在校生・卒業生の活躍が次々と映し出され、とても嬉しくなりました。様々な成果を挙げている優れた生徒たちの中で生活できることは幸せなことだ、と私は思います。
　先日、杜陵高校で開催された進路講演会の話ですが、若い世代の就職支援をされている方が、社会に出る前に大事なことは集団の中でのコミュニケーション能力であるとお話されていたそうです。全員がリーダーである必要は無いが、集団の一員として自分ができることをすることが大切で、経済産業省でも社会人基礎力として強調しています。多様な人々と接していく中で、他人に働きかけて巻き込む力、傾聴力、柔軟性等を集団生活の中で身につけていってほしいと思います。その力を伸ばすうってつけの行事として、今週末には久慈高祭があります。それぞれの個性に合わせて、集団で身につく力を伸ばしていってほしいです。